DIY家具制作・リフォーム講座 - - 第1回:板をまっすぐに切りましょう!
カントリー家具作りでも家づくりでも、上手に作るためには、部材をまっすぐに切ることが基本中の基本です。
一般の方が、ご利用になるには少し危ないですので十分に注意をしながら使う必要がありますが、丸ノコ(右側画像の道具です)は部材をまっすぐに切るためには最適な道具です。
丸ノコは、刃を回転させて部材を切る道具です。そのため、刃の回転を止めるような無理な使い方をしてはいけません。よく切れる刃で、ゆっくりと押しながら部材を切ってください。
無理な使い方をすると工具本体の跳ね返りがありますので、十分に注意して下さい。
●T型定規を使った切り方
材料に定規を当てて切るきり方です。
まず最初に、T型定規(短いほう)を材料の端にぴったりと合わせてください。
次に丸ノコ本体をT型定規(長いほう)に沿ってスライドさせて切る位置に合わせて下さい。
切る位置が決まったら、丸ノコがT型定規から離れないようにしながら、T型定規を前方にスライドさせるように丸ノコをゆっくりと押しながら材料を切っていきます。
この切り方は、T型定規を合わせる部材面がまっすぐである必要があります。
●自作の定規を使った切り方(定規の作り方)
まず最初に、丸ノコ用の定規を作ります。
ベニヤ板を約80mmと約200mmの巾に切り出します。その際に、ベニヤ板の端にあるまっすぐな面が、必ず80mmに切り出した部材に含まれるように切って下さい。
切り出した2つの部材を張り合わせます。巾200mmの部材の上に、巾80mmの部材を重ねて両面テープで貼り付けて下さい。巾80mmの部材にあるまっすぐな面が内側になるように貼り合わせて下さい。
貼り合せた部材の巾80mmの部材のまっすぐな面に丸ノコを沿わせて下の部材(巾200mm)を切ります。
これで、2つのまっすぐな面を持つ丸ノコ専用定規の完成です。
部材を切る際には、部材の切断位置と丸ノコ専用定規の"まっすぐな面2"を合わせてから、丸ノコをまっすぐな面1に沿わせてカットして下さい。
その際に、丸ノコ専用定規と部材をクリップなどで留めておくと、定規がずれないので便利です。