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DIY家具制作・リフォーム講座 - - 第3回:材料表面をキレイに仕上げましょう!

今回は、材料(木材)の表面の仕上げ方についてお話していきます。

大工さんは木材を仕上げるのに通常カンナをつかいますが、カントリー家具作りではカンナは使用しません。なぜでしょうか?

板の表面にカンナをかけてしまうと、板はツルツルになります。ツルツルになるということは、板の表面の木の孔を塞いでしまうということなのです。

そうすると、カントリー家具に使用するオイルやオイルステインがしみこまなくなってしまうのです。従って、材料はカンナではなく表面をつぶさないサンドペーパーで仕上げます。

● 表面の修復/引っかき傷

木材表面の修復法

木材の表面仕上げは、まず板の表面に傷がないかのチェックから始まります。引っかき傷のように、木材の一部が欠けている傷がある場合にはパテを使って修復します。

パテは、少し盛り上がるくらいに乗せて下さい。

パテが十分に乾いた後に、粗めのサンドペーパー(100〜120番)を使ってヤスリがけをします。

木材表面の修復法

表面を平らに仕上げるためには、サンドペーパーを木片など平らな面があるものに巻きつけて使用して下さい。

● 表面の修復/へこみ傷

木材表面の修復法

板表面にへこみがついているが繊維が欠けてはいない、このような傷の修正には、濡れ雑巾とアイロンを使用します。

板の上に濡れ雑巾をひき、その上からアイロンをかけます。徐々に表面が浮き出てくるのを確認しながら、アイロンをかけて下さい。

へこみ傷の場合には、ほとんど全ての傷で浮き出てきます。浮き出てこない場合には、木の繊維が欠けてしまっている可能性が高いですので、パテを使って修正して下さい。

● 平面へのサンドペーパーがけ

板平面へのサンドペーパーがけ

傷の修復が終わったら、次はサンドペーパーをかけていきます。

最初は150番くらいの少し粗めのサンドペーパーを使用します。その後仕上げとして240番くらいのサンドペーパーを使ってヤスリがけを行います。

注意点としては、サンドペーパーは必ず木の目に沿って使用して下さい。決して木の目に直角には使用しないで下さい(集成材の場合も同様です)。

● 丸い部分のやすりがけ

丸い部分のサンドペーパーがけ

天板の角を丸くする場合や、ハート型の切抜きをした場合など、丸い部分のヤスリがけは、サンドペーパーを直接手で持って行って下さい。

この場合には、木の目の向きは気にする必要はありません。

● 表面仕上げ・・・ヤスリがけのまとめ

ヤスリがけでの木材の表面仕上げは次の塗装作業の大事な下準備となります。ヤスリがけの仕上がり次第で、塗装の出来に大きく影響をしてきます。中途半端な状態で止めずに、全ての面に均一にヤスリがけが行き届くように頑張って下さい。

ヤスリがけは、なかなかしんどい作業です。そこで電動工具を使うと早くて楽に仕上げることが可能になります。

電動工具もピンきりですが、長くお使いになることを考えればプロクラスの工具をお勧めします。丈夫に出来ているだけでなく、長時間の作業でも疲れにくいですよ。

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